セキララボ編集部過去に「彼氏がいないと眠れない夜」に悩み、自分を責め続けた経験あり。恋愛心理と心の仕組みを学び、不安は弱さではないと気づく。その経験から、恋愛と安心感の関係をやさしく解説しています。



彼氏が隣にいないと、なかなか眠れない



一緒に寝ていると、安心してすっと眠れるのに…
そんな自分に対して、「依存してるのかな」「こんなことで不安になる私って弱い?」と、モヤモヤした気持ちを抱えていませんか。
でも実は、彼氏と一緒に寝ると心と体がラクになるのは、とても自然な反応です。
この記事では、
- なぜ一緒に寝ると安心できるのか
- なぜ眠りの質まで変わるのか
その理由を「科学」と「心理」の両面から、やさしく解説していきます。
結論|彼氏と一緒に寝ると眠りやすいのは「甘え」ではない
結論からお伝えします。
彼氏と一緒に寝ると心と体がラクになるのは、科学的にも心理的にも説明できる現象です。
人は「安心できる存在」がそばにいると、脳がリラックス状態に入り、不安や緊張が自然とゆるみます。
その結果、眠りにつきやすくなり、夜中に目が覚めにくくなるのです。



「彼氏がいないと眠れない私はダメなのかも」と自分を責める必要はありません。
まずは、その感覚がどうして起きているのかを知ることが、心をラクにする第一歩になります。
彼氏と一緒に寝ると安心するのはなぜ?
「触れていなくても落ち着く」
「隣にいるだけで安心する」
こうした感覚には、ちゃんと理由があります。
ここではまず、なぜ人はパートナーの存在で安心するのかを、脳の働きから見ていきましょう。
人は「安全な存在」をそばに感じると脳が休まる
人間の脳は、眠っている間でさえ「安全かどうか」を無意識に確認しています。
特に夜は、不安や孤独を感じやすく、脳が警戒モードに入りやすい時間帯です。
そんなとき、信頼できる相手が近くにいると、脳は「ここは安全」「一人じゃない」と判断し、警戒レベルを下げます。
この状態になると、心拍数や呼吸が落ち着き、体が休息モードに切り替わります。
彼氏の存在は、脳にとっての安心スイッチの役割を果たしているのです。
オキシトシンが分泌され、ストレスが下がる
一緒に寝ているときの安心感には、ホルモンの働きも深く関わっています。
「幸せホルモン」が眠りを助けている
オキシトシンは、信頼している相手と一緒にいるときや、安心したときに分泌されるホルモン。
このホルモンが増えると、体の中では次のような変化が起こります。
- 不安や緊張がやわらぐ
- ストレスホルモン(コルチゾール)が減る
- 気持ちが安定し、リラックスしやすくなる
その結果、布団に入ってから「いろいろ考えて眠れない」「胸がザワザワして落ち着かない」といった状態になりにくくなります。



彼氏と一緒に寝ると眠れるのは、気合や我慢ではなく、体の仕組みのおかげなのです。
一緒に寝ることで睡眠の質が上がる理由



一緒に寝た日のほうが、朝スッキリ起きられる
そんな感覚を持っている人も多いのではないでしょうか。
それは気のせいではなく、睡眠の質そのものが変わっている可能性があります。
深い眠りに入りやすく、途中で目が覚めにくい
安心した状態で眠りにつくと、脳は深い睡眠(ノンレム睡眠)に入りやすくなります。
この深い眠りは、
- 脳と体をしっかり休ませる
- 疲労回復を促す
- 感情を安定させる
といった大切な役割を持っています。
逆に、不安や緊張が強いと眠りは浅くなり、夜中に目が覚めやすくなります。


「寂しさ」が和らぐことで自然に眠れるようになる
眠れない夜の原因は、考え事だけとは限りません。
多くの場合、はっきり言葉にできない寂しさや不安が影響しています。
夜は感情が増幅しやすい時間帯
夜になると、
- 今日あった出来事を思い返す
- 彼の言葉や態度を深読みする
- 将来への不安が浮かぶ
といったように、感情が内側に向きやすくなります。
そんなとき、誰かがそばにいるだけで「考えすぎなくていい」「一人じゃない」と感じられ、心が静まります。



彼氏と一緒に寝ることで寂しさが軽くなり、結果として眠りやすくなるのは、とても自然な流れです。


それでも「一人で眠れない私」を責めなくていい
ここまで読んで、「でもやっぱり依存っぽい気がする…」と思った人もいるかもしれません。
けれど、安心を求めること自体は悪いことではありません。
安心感を求めるのは人として自然な反応
人は本来、誰かとのつながりの中で安心を感じる生き物です。
特に信頼関係がある相手に対してそう感じるのは、ごく普通のこと。
問題になるのは、
- 相手がいないと日常生活が成り立たない
- 不安をすべて相手にぶつけてしまう
といった状態になったときです。



「一緒に寝ると安心する」「一人の夜は少し不安になる」この程度であれば、自分を責める必要はありません。
まとめ|安心感は眠りの味方。まずは理解することから
彼氏と一緒に寝るとラクになるのは、
- 脳が「安全」と判断する
- オキシトシンが分泌される
- 不安や寂しさが和らぐ
- 睡眠の質が自然と上がる
という、はっきりした理由があります。
「眠れない=弱い」
「彼氏がいないとダメ」
そう決めつける前に、まずは自分の心と体の仕組みを知ることが大切です。
この理解ができると、「じゃあ一人の夜はどうしたらいい?」「安心感を自分でつくるには?」と、次のヒントも見えてきます。









